林業とは間伐である。
これは和歌山でお世話になった森林組合の方のお言葉。

1ha(=100a=10,000m2)の広さの土地で、
成長の限界に達した森林の胸高断面積の合計は
たったの80m2。
100m2を超えることはないそうです。

植物は生長するに従い、込み合ってきて互いを破滅させ、
競争に勝った樹木は肥大化して、均一な林分にならないため、
一定の時期に間引きをして、競合を和らげ、林分全体の樹木の
均一化を図る必要があります。
つまり、豊かな森をつくるには、間伐が欠かせないのです。

ちなみに間伐しないで限界に達した森林は
1. ひょろ長い木が多く、風雪害に弱い。
2. 林ゆかに光が届かないため、下層植生が貧弱。
3. 降雨により土壌が流出し、肥植土が少なくなる。
4. 肥大生長が遅れる。
5. 自然枯死が始まる。
6. 森林の経済機能が低下する。
などの問題を抱えることになります。

間伐をすることで、
・年輪幅の均一化
・完満(木の上と下の太さの山)、真円のきれいな木になる
・収穫時に径級の揃った材がとれる(収益性の向上につながる)
・中間収穫がある
・気象災害、病害虫の防止が図れる
・下層植物が育ち、林地が保護され、地力が維持される
・森林機能が促進される
といった効果があります。

間伐をする方法はいくつかありますが、
そもそもどの木を切るか決めなければなりません。
これを「選木」と言います。
簡単にわけると、
・良い木を残す
という考え方か
・悪い木を切る
という考え方か。
結果として残っている木の数が減るので、同じかもしれませんが、
アプローチが全然違うのです。

木の優劣の判断は、素人には難しく、、、
教えて頂いた中に
「経済的価値の高いもの」とか「将来良くなるもの」といった
私には見わけがつきませんでした。

では次に、具体的に木を切る方法についてご紹介します。