計算方法・データ

カーボン・オフセットをする際に、
「何を」オフセットするか決めなければいけないのですが、
そもそもCO2をどれくらい出しているかを計算するのはとても難しく、、、
CTFにも時々お問い合わせを頂きます。

結論から言うと、
「活動量(○○)」×「排出係数(kg-CO2/○○)」
という式に基づき
○○が
電気=kWh
ガス=m3かリットル
水道=m3かリットル
ごみ=kg
などなど、、、
となるわけです。

今日はごみのCO2排出原単位を紹介します。

環境省によると、ごみの排出原単位は
0.34kg-CO2/kg (2003年データ)
です。

2003年、という少し古い数字なのが気になりますね^^;
本来は毎年変わって公表してもらえるといいのですが、
なかなかそうもいかないので、
なんでこの数字になったのかの背景を書いておきたいと思います。
そうすればある程度のデータがそろえば皆さんご自身で計算できますよね♪

さて、この原単位の計算根拠ですが、まず、
インベントリと呼ばれる国家排出量目録を調べます。
2003年度データではいわゆるごみといわれる
「廃プラスチック」と「合成繊維」
によるCO2発生量は次の通りでした。

廃プラスチック 
焼却・原燃料利用   2695kg-CO2/t(dry)
コークス炉化学原料 1404kg-CO2/t(dry)
合成繊維 2287kg-CO2/t(dry)
それぞれ固形分の割合を0.8とみなしています。

また、廃プラスチックに関しては、
廃プラスチックの中の焼却・原燃料利用の割合が0.97
同じく
廃プラスチックの中のコークス炉化学原料の割合が0.02
とみなした場合、、、

廃プラスチック
2695kg-CO2/t×0.8×0.97
+
1403kg-CO2/t×0.8×0.02
=2120kg-CO2/t

合成繊維は繊維中の合成繊維の割合が0.53なので
合成繊維
2287kg-CO2/t×0.8×0.53
=973.3kg-CO2/t

となります。
容器包装廃棄物排出実態調査によると
2003年の家庭ごみの組成(=中身)
はこんな感じです。
紙類・・・33%
繊維類・・・4.1%
プラスチック類・・・14.2%
木・竹・草類・・・4.9%
金属類・・・3.0%
ガラス類・・・4.4%
厨芥類・・・31.2%
その他・・・3.2%
流出水分・・・2.0%

余談ですが、ごみの組成調査を学生の時お手伝いした時
本当にごみ箱の中身を事細かに分類し、測定する、
という原始的な作業を繰り返していました^^;
正しいかどうかわかりませんが、ブルーシートの上に分類されたごみの山。
かな
かなりプライバシー侵害かも、とひやひやしつつ
生ごみとか細かく調べるのです。
似たようなことを小学生の時、アメリカの学校でもしたことがあります。
場所によってごみの種類が違うことを気づかせるための授業でした。
図書館=紙ごみ多い。
職員室=コーヒーなどの厨芥類のごみが多い、など。
排出量を意識するにはこういう生々しい体験が一番聞きそうですね^^;

で、肝心の0.34kg-CO2の出し方ですが、
2120kg-CO2×14.2%+973.3kg-CO2/t×4.1%=0.34kg-CO2/kg
になります。
途中、トンからキロに単位が変わっているの注意してくださいね☆

ここまでえらそうなことを書いておいて、新しいインベントリから計算しなおせるのか、
と問われると自信がないです(苦笑)
文系卒の限界ということでお許しを、、、
時間があったらいつか計算しなおすか、
どこかに習いに行ってみます^^;