日本のCO2排出量について、よく質問をされるのですが
最新のデータが独立行政法人 国立環境研究所のHPに公開されたので
ごらんくださいませ♪
全体としては12億8,600万トンで、前年よりも下回りましたが
これは景気後退によるものなので、エネルギーシフトなどが
おきたわけではないのが残念です、、、
日本のCO2排出量について、よく質問をされるのですが
最新のデータが独立行政法人 国立環境研究所のHPに公開されたので
ごらんくださいませ♪
全体としては12億8,600万トンで、前年よりも下回りましたが
これは景気後退によるものなので、エネルギーシフトなどが
おきたわけではないのが残念です、、、
一般廃棄物に続けて、リサイクルによる容器の排出係数について
書いておきたいと思います。
環境省が2006年6月に
「環境家計簿用 排出係数一覧」
というものを更新しています。
PDF版をダウンロードしたい方はこちらへ。
容器包装の部分だけ抜粋すると、
ちょっと古いのですが、1995年に野村総合研究所が出した
「包装廃棄物のリサイクルに関する定量的分析」
というデータをもとに説明がされています。
リサイクルによるCO2排出原単位は、○個あたりで出されています^^;
牛乳パック 0.16kg-CO2/個
ガラス瓶 0.11kg-CO2/個
スチール缶 0.04kg-CO2/個
アルミ缶 0.17kg-CO2/個
ペットボトル 0.07kg-CO2/個
食品トレイ 0.008kg-CO2/個
◆CO2排出原単位の計算根拠は
廃棄処理+バージン原料製造
となっています。
リサイクルによる排出削減効果は
廃棄処理+バージン原料製造-マテリアルリサイクル
と、いたってシンプル。
13年前と比べて、リサイクル設備や焼却設備が変わったので
数値は変わっていると思います。
これ以降、公式データがでていないのですが、ご存知の方がいらっしゃったら
是非教えてください(>_<)
関連ニュース
2008年8月7日
プラスチック製容器包装の再商品化に伴う環境負荷の削減効果について(お知らせ)
カーボン・オフセットをする際に、
「何を」オフセットするか決めなければいけないのですが、
そもそもCO2をどれくらい出しているかを計算するのはとても難しく、、、
CTFにも時々お問い合わせを頂きます。
結論から言うと、
「活動量(○○)」×「排出係数(kg-CO2/○○)」
という式に基づき
○○が
電気=kWh
ガス=m3かリットル
水道=m3かリットル
ごみ=kg
などなど、、、
となるわけです。
今日はごみのCO2排出原単位を紹介します。
環境省によると、ごみの排出原単位は
0.34kg-CO2/kg (2003年データ)
です。
2003年、という少し古い数字なのが気になりますね^^;
本来は毎年変わって公表してもらえるといいのですが、
なかなかそうもいかないので、
なんでこの数字になったのかの背景を書いておきたいと思います。
そうすればある程度のデータがそろえば皆さんご自身で計算できますよね♪
さて、この原単位の計算根拠ですが、まず、
インベントリと呼ばれる国家排出量目録を調べます。
2003年度データではいわゆるごみといわれる
「廃プラスチック」と「合成繊維」
によるCO2発生量は次の通りでした。
廃プラスチック
焼却・原燃料利用 2695kg-CO2/t(dry)
コークス炉化学原料 1404kg-CO2/t(dry)
合成繊維 2287kg-CO2/t(dry)
それぞれ固形分の割合を0.8とみなしています。
また、廃プラスチックに関しては、
廃プラスチックの中の焼却・原燃料利用の割合が0.97
同じく
廃プラスチックの中のコークス炉化学原料の割合が0.02
とみなした場合、、、
廃プラスチック
2695kg-CO2/t×0.8×0.97
+
1403kg-CO2/t×0.8×0.02
=2120kg-CO2/t
合成繊維は繊維中の合成繊維の割合が0.53なので
合成繊維
2287kg-CO2/t×0.8×0.53
=973.3kg-CO2/t
となります。
容器包装廃棄物排出実態調査によると
2003年の家庭ごみの組成(=中身)
はこんな感じです。
紙類・・・33%
繊維類・・・4.1%
プラスチック類・・・14.2%
木・竹・草類・・・4.9%
金属類・・・3.0%
ガラス類・・・4.4%
厨芥類・・・31.2%
その他・・・3.2%
流出水分・・・2.0%
余談ですが、ごみの組成調査を学生の時お手伝いした時
本当にごみ箱の中身を事細かに分類し、測定する、
という原始的な作業を繰り返していました^^;
正しいかどうかわかりませんが、ブルーシートの上に分類されたごみの山。
かな
かなりプライバシー侵害かも、とひやひやしつつ
生ごみとか細かく調べるのです。
似たようなことを小学生の時、アメリカの学校でもしたことがあります。
場所によってごみの種類が違うことを気づかせるための授業でした。
図書館=紙ごみ多い。
職員室=コーヒーなどの厨芥類のごみが多い、など。
排出量を意識するにはこういう生々しい体験が一番聞きそうですね^^;
で、肝心の0.34kg-CO2の出し方ですが、
2120kg-CO2×14.2%+973.3kg-CO2/t×4.1%=0.34kg-CO2/kg
になります。
途中、トンからキロに単位が変わっているの注意してくださいね☆
ここまでえらそうなことを書いておいて、新しいインベントリから計算しなおせるのか、
と問われると自信がないです(苦笑)
文系卒の限界ということでお許しを、、、
時間があったらいつか計算しなおすか、
どこかに習いに行ってみます^^;
「環境問題(温暖化)について知りたいのですが、どこから始めればいいですか?」
というご質問を時々頂戴します。
先日、PRESIDENTという雑誌で
「大きすぎる環境問題」が身近になる本
をテーマにお勧めの本を3冊挙げさせて頂いたのですが
かなり悩みました^^;
中立的な立場で
客観的事実を
わかりやすい言葉で
もれなく書く
かなりレベルが高くないと、できませんよね。
本を買う前に中身を知りたいという要望も多く、、、
EICネットで検索される方も多いと思いますが、
最近国環研(コッカンケン=国立環境研究所)がウェブサイトでかなりいい情報を
まとめていることを知り、しばらくはそのサイトをお勧めしようと思います。
その名もズバリ
ココが知りたい温暖化
本としても出版されていますが、内容をダウンロードすることも可能です!
一度お目通し下さいませ☆
Q.カーボン・オフセットのクレジット価格がプロバイダーによって異なるのはなぜですか?
これを考えるには、そもそもプロバイダーとは何か、を考える必要があります。
環境省の出している指針によると、オフセット・プロバイダーとは
「市民、企業などがカーボン・オフセットを実施する際に
必要なクレジットの提供及びカーボン・オフセットの取組を支援
又は取組の一部を実施するサービスを行う事業者」
と定義されています。
つまり、私が旅行でアメリカに行ったので、
往復の飛行機で排出したCO2をオフセットしたいと思った場合
1) どれくらい排出したかを計算
2) オフセットするためのクレジットを提案
3) 取り消す、もしくは償却するために必要な手続きを行う
4) 証明書を発行
など一通りの作業をしてくださる方がオフセット・プロバイダーです。
一般のサービス業において
サービスの違いが価格の違いになるのは
あたりまえですよね?
例えば携帯電話ではドコモとソフトバンクとauはそれぞれプランが異なって
通話料金が違います。
オフセット・プロバイダーでも同じように考えてください。
価格の違いの大きな理由は
・オフセットに使っているクレジットの種類は何か(CERかVERか)
・仕入れ価格はいくらか
・コンサル料など付加価値が付いているか
などが考えられます。
仕入れ価格の違いは、様々な要因が関係しています。
そもそも、カーボン・オフセットは、
相対取引(市場を介さずに売買当事者間で売買方法、取引価格、取引量を決定して売買する取引)なので、市場価格があるわけではありません。
※参考価格としては、ヨーロッパのクレジット価格や、
東証がプロバイダーから情報を集めて相場を毎週出しているものなどがあります。
具体的には、
・ どこの国のどんな取組みを選ぶか?
・ どの程度の管理がなされている取組みなのか?
・ オフセット量はどのくらいなのか?
などで、価格は大きく変わることになります。
では、高いもののほうがよいのか?
というと、一概にそうともいえません。
考え方次第なのではないでしょうか。
今、オフセットする時に一番「高い」クレジットは
国内のグリーン電力証書になると思います。
kWh単位で販売されており、個人が個人しようと買おうとすると
1kWh15円前後といわれています(もっと安いものも高いものもあります)。
電気の場合kWhをCO2-kgに直すのが難しいのですが、
1kWh=0.339kg-CO2とした場合、
0.339kg-CO2=15円
1t-CO2=44248円(4万4000円)になります。
CERの10倍。
この金額は高いのでしょうか?
仮に1kWh=0.555kg-CO2という火力平均のデフォルト値を使うと
1t-CO2=2万7000円になります。
一見ものすごく高そうですが、国内に再生可能エネルギーが増えると
国内でのCO2削減につながります。
雇用が生まれたり、火力発電による大気汚染などが軽減されたりという
メリットがあります。
だから一概にグリーン電力=高い=良くないとは言えません。
逆に安いと問題なのでしょうか?
海外のサイトで、VERが1トン5ドルくらいなところがあります。
また1本10円程度で植林ができて、
それを使ってカーボン・オフセットを提案しているとこもあります。
それをダメというかどうかは、オフセットの目的によって異なると思います。
企業の社会的責任として、きちんと第3者に対する責任を証明するためのオフセットなのか
個人として興味があるから体験してみたいというオフセットなのか。
個人でするからいい加減でもいい、というわけではないですし
VERでもしっかりしたところはたくさんあります。
(グリーン電力証書もVERですし)
価格によって得られるのは何か、
または
どこまでの情報と信頼を得るためにいくらまで払えるのか。
この2点を考えて頂く必要がると思います。
近々「あんしんプロバイダー制度」というものが始まりますが
これでまたオフセットサービス料金が変わりそうですね。
CTFは国内外、なるべく多様な理由に基づき森林を選んで植林をしていくつもりです。カーボンオフセットとは、生活で排出するCO2(カーボン)を
吸収・固定化する「行為」のことです。
具体的には、環境家計簿などを通じて排出量を把握し、植林や自然エネルギーの利用を通じて、排出分を「相殺(オフセット)」します。
同じ意味の言葉として、カーボンニュートラル、カーボンフリーなどがあります。
参照:EICネット環境用語集